東海道新幹線の駅にできた「ビジネスコーナー」使ってみた 漂う700系新幹線のかおり

JR東海が整備を進めている、東海道新幹線のビジネス環境。そのひとつである「ビジネスコーナー」「コンセントポイール」が、東京駅などに登場。実際に使ってみたところ、700系新幹線の存在も感じる空間になっていました。

半個室にかおっていた「700系新幹線」

 ブースにはコンセント、USB、オンオフできる照明が付いており、無料Wi-Fiも使用可能。普通に便利だったのは言うに及ばずとして、そうしたなか、「ちょっと楽しくなる仕掛け」もありました。

 先述した「PASSENGER WORKSPACE」のサインやブースの番号表示に、引退した700系新幹線の車体を再利用したアルミ素材が使われているのです。

 ブースの金属部品としては傘のフックなどもあるなか、「元700系」は、それとは違う光沢を放っていました。

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東京駅の東海道新幹線待合室に設けられた「コンセントポール」(2021年9月29日、恵 知仁撮影)。

 なお、「ビジネスコーナー」と合わせて整備された「コンセントポール」は、空港でよく見るやつ、とすれば分かりやすいでしょうか。

 これら「ビジネスコーナー」と「コンセントポール」についてJR東海は今後、ニーズを踏まえて、ほかの駅への展開も検討しているそうです。

【了】

【写真】700系新幹線の存在が写真でも分かる東海道新幹線「ビジネスコーナー」

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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