「今年は脇役じゃない!」 相模線の駅に掲出の「地元愛」炸裂ポスターが話題に 背景は?
相模線のとある駅で掲示されたポスターが面白いと話題になっています。「神奈川の偉大なローカル線」と相模線を猛アピールしていますが、なぜこのようなポスターが生まれたのでしょうか。
海老名駅のポスターが面白い
神奈川県の茅ケ崎駅と橋本駅を結ぶ相模線は、1921(大正10)年9月28日の開業から2021年で100周年を迎えました。
JR東日本では相模線100周年をうけて海老名駅にポスターを掲示しましたが、このポスターが「やたらとテンション高い」ことで話題になっています。
駅構内にずらりと並んだポスターには「え!? さっ、さ、相模線に…新型車両!!??」「2021年相模線は脇役なんかじゃない、主役です!!」など、「!」「?」が踊る賑やかなメッセージが。その中でも「脇役なんかじゃない」「神奈川の偉大なローカル線」など、ある種「自虐」とも取れる内容も目に入ります。これらのポスターは誰がなぜ作ったのでしょうか。JR東日本の横浜支社に訊ねてみました。
ポスターは海老名駅のみ掲示の独自のもので、海老名駅勤務の職員の発案で作られたとのこと。利用客に楽しんで鉄道をご利用いただくための取り組みの一環だそうです。
「主役」「脇役」という言葉は、「今年は相模線の開業100周年に電化30周年、さらに新型車両E131系の導入と、節目の年であることから」ということで、大きな話題を呼んでいるため、節目であることを多くの利用客に周知するにはポスターが一層引き立つだろうと考えて使ったそうです。
ちなみに、茅ケ崎駅でも205系の写真とともに「いつもありがとう」「相模線は雨の日も、風の日も 暑い日も、寒い日も 沿線のみなさまに支えられ100年間走り続けることができました」といったメッセージ付きのポスターが掲示されています。
相模線の魅力について、今回のポスター企画を担当した海老名駅の職員は、以下のようにコメントしています。
「いつも、JR東日本そして相模線をご利用いただきましてありがとうございます。 今年は相模線が開業100周年・電化してから30年・新型車両E131系の導入と、節目の年を迎えています。
茅ヶ崎から橋本まで約1時間のご乗車でゆったりとした田園風景や開発の進む都市エリアなど、いろいろな景色をお楽しみいただけます。なかなか遠くに出かけられない今、相模線に乗って新たな発見や出会いをお楽しみください! 皆さまのご利用を、心よりお待ちしております!」
新型車両E131系電車の相模線でのデビューは、2021年11月18日(木)の予定となっています。
【了】
複線、10両編成、優等列車アリな小田急と比べるとねぇ
単線、4両編成、各停のみの相模線は幾ら新車入っても永遠の脇役でしょう