宣言明け客足戻るバスタ新宿 「耐え忍んできた」高速バス事業者共同でキャンペーン

いまも好調な路線、これから「本番」な路線

 そのなかでも、御殿場プレミアム・アウトレット行きや河口湖行きなどは特に、多くの人が乗車していく光景が見られました。

「テーマパークなどへの路線は需要がありますね」とウィラー竹内さん。バスタ新宿でいえば草津温泉行きなどは冬が本番ということもあり、レジャー路線の伸びに期待がかかるといいます。

 バスタ新宿全体の客足としても、宣言中と比べれば大幅に増えた印象で、ウィラーの名古屋行きや、JAMJAMライナーの仙台行きといった中長距離路線、羽田空港行きリムジンバスなども、キャリーバッグを引いて乗車していく人が多く見られました。

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配布されたマスク(2021年10月15日、中島洋平撮影)。

 ただ、コロナ前は日本人と同じくらい多かったインバウンド(訪日旅行者)の姿はほとんどありません。この分の需要回復は相当先になることでしょう。

 ちなみに、高速バス安心コンソーシアムはコロナ対策の情報共有をすべく立ち上がりましたが、従来から都道府県バス協会などの業界団体はあるものの、より柔軟なレベルでの事業者の集まりはほとんどなかったそう。事業が厳しい環境に置かれるなか、こうした横の連携ができたことは、各事業者にとって意義深いといいます。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. なんでウィラーの乗車率の心配を楽天がしてるの?なんか気になるな。

    ただ、もうバンバン走ってたころの便数までは戻らないだろうね。
    もうどの会社も委縮してしまったでしょう。