「横断歩道の車停止率」最下位から1年でトップ4位に! 宮城県警さん何をした!?

JAF(日本自動車連盟)による「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査」で、昨年最下位だった宮城県がいきなり全国4位に大躍進を果たしました。停止率は1年で実に10倍増です。宮城県警に話を聞きました。

具体的に何したの?

 実は、2018年に一時停止率0.8%で最下位になった栃木県も、翌年は29位(3.2%)と大きく順位をあげています。その際も、最下位という結果を逆手にとり、“脱! 止まってくれない栃木県”というスローガンを掲げ、パンフレットやポスターを作成して広報活動を展開していました。やはり、「最下位」というキーワード、ランキングが県民やドライバーへの意識付けに貢献しているようです。

 それにしても、宮城県の躍進ぶりは目を見張るものがあります。宮城県警では、具体的にどんな取り組みを行ったでしょうか。

 まず2021年3月から行ったのが、毎月10日を「十○(とまる)日」と定め、チラシを配る。さらに、ポスターやステッカーでマナーアップ、ルールの再認識を訴求。

 そして、「秋の全国交通安全運動」初日から新たにスタートさせているのが、「サイン・サンクス運動」です。「サイン」は、横断歩道を渡る前に手をあげてドライバーに合図、「サンクス」は一時停止してくれたドライバーにお礼をするという施策です。

 このサイン・サンクス運動、どれくらい効果があるのか、地元NHKの番組「知っトク東北」で、実証実験を行っています。その結果、なにもしない場合、停止した車は10台中、5台(50%)でしたが、 “サイン”、つまり手をあげた場合は、なんと10台中10台(100%)が止まったそうです。

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サイン・サンクス運動のチラシの一部(画像:宮城県警)。

 この結果から分かることは、渡るのか渡らないのか、ドライバーに意思表示することの大切さです。ドライバーは、止まらないといけないというルールを知っているものの、歩行者が渡るのか渡らないのか不明なため、一時停止しないケースがあるようです。

 2021年3月には、交通安全教育の典拠となる「交通の方法に関する教則」と「交通安全教育指針」が改正され、“横断するときは、手を上げるなどして運転者に対して横断する意思を明確に伝えるようにすべき”との記載が追加されました。こうしたこともあり、他の都道府県でも意思表示の啓発を行う動きがあります。サイン・サンクス運動を展開する宮城県だけでなく、全国的に、来年のJAFの調査結果が注目されます。

【了】

【都道府県別ランキング】「横断歩道で車が止まる率」2021年&2020年

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コメント

6件のコメント

  1. 統計で観測する場所に警官が毎日立ってるんじゃないの?

  2. 手を挙げていなければ減速しなくて良いという誤解を生む基にもなる。

    傍若無人や行動に問題のある歩行者もおり自分の身は自分で守る意識も必要だが、ドライバー側も特別な行為を許されていることに対する責任意識の低さが問題。

    根底は自動車優先の思想なのだなということがハッキリとした。

  3. 確かに止まる車が増えたと思う。

    しかし、色んなキャンペーンとか、取り組みは一切い知らない😅

    多分1番はCMだと思うのはおれだけ?

  4. 横断歩道については、歩行者の挙動が直前までわかりにくいので、サインはとても良いかと思います。

    横断歩道前一時停止の他にも、黄色信号は止まれや、ヘッドライトのランプ交換DIYが違反(検査を受けない場合)等、他の違反についてももっと周知したほうが良いかと思います。

  5. 横断歩道で渡りそうな人がいて、止まらないと直ぐに切符きられますよ。

    宮城県在住者より

  6. 東京から埼玉に引っ越したとき、こんなに止まってくれるのかとカルチャーショック受けた記憶がある

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