ついに運航開始! 全席モニター付きANA新国内線用「787-9」 客室以外も大きな変更

内装はめっちゃ豪華になっています。

エンジンも変わった!

 ANA(全日空)の国内線で、新たな客室仕様を採用した「ボーイング787-9(JA936A)」の運航が、2021年12月9日(木)より開始されています。

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ANAのボーイング787-9新仕様機初便出発の様子(2021年12月9日、乗りものニュース編集部撮影)。

 この787-9国内線新仕様機は、2クラス375席。プレミアムクラス28席、普通席347席を備えます。両クラスともに客室は、これまでのANAの787国内線仕様機からは一新されており、普通席を含む全席に個人モニター、USBポート、電源コンセントが備わります。また、上位クラスの「プレミアムクラス」も大幅な増席が図られています。なおANAでは、ボーイング777-200国内線仕様機の一部にも、同様の客室仕様を採用していますが、こちらは現在運航を一時停止中です。

 同機には、もう一点ほかのANAの787シリーズと異なるところがあります。搭載されているエンジンがGE(ゼネラル・エレクトリック)製の「GEnx-1B」なのです。787はエンジンをロールスロイス製、GE製の2メーカーから選べる旅客機ですが、これまでANAは就航当初から、エンジンをロールスロイスに統一してきました。つまり、GE製のエンジンを載せたANAの787が、旅客便デビューを飾ったということになったのです。

 787-9新仕様機の初便は、羽田発那覇行きのNH477便。ANAによると、乗客数は109人(幼児含む)ではあったものの、「プレミアムクラス」の乗客数は22人と、盛況ぶりが窺えます。羽田空港を15時26分に出発しています。今後は羽田発着の国内線(おもに幹線)へ投入される見込みで、航空券予約時の公式サイトやアプリ上では、同機は「78G」と表示されます。

【了】

エンジンや客室違います! ANAの新国内線用787をササッと解剖

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