大阪・南港に2つの「テクノポート線」が開業した日 -1997.12.18

24年前の12月18日、現在の大阪メトロの中ふ頭~コスモスクエア~大阪港間が開業しました。

大阪市交通局とは別の事業者として開業

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大阪市交通局とは別事業体のOTSに属していたOTS系電車(画像:Series207 [CC BY-SA 3.0] from Wikimedia Commons)。

 1997(平成9)年の12月18日。大阪港トランスポートシステム(OTS)のテクノポート線(大阪港~コスモスクエア)とニュートラムテクノポート線(中ふ頭~コスモスクエア)が開業しました。

 南港地区、特に咲洲のWTC(ワールドトレードセンター)やATC(アジア太平洋トレードセンター)、インテックス大阪などへのアクセス向上のため、ニュートラムを延伸するだけでなく、北側からも地下鉄中央線・大阪港駅から海底トンネルを伸ばすという一大プロジェクトとなりました。特にこの中央線直通の新線の開業により、南港と都心が直結され、利便性は飛躍的に向上しました。

 しかしネックになっていたのは、大阪市交通局(現・大阪メトロ)とは別の運賃体系があったことで、コスモスクエア駅などOTSを利用して乗車すると割高になることでした。そのため2005(平成17)年に「鉄道を運行する事業」が大阪市交通局に移譲され、当該区間は地下鉄中央線もしくは南港ポートタウン線に編入され、通しの運賃が適用されるようになりました。OTSは現在も、当該区間の鉄道施設の保有自体は続けています。

 OTSはかつて独自の車両を保有し、大阪市交通局新20系は水色と青の「特別塗色」でOTS系電車、ニュートラム100A系もOTS100系として走っていました。現在それらの車両は、緑色など元の塗色に戻っています。

 さて、2路線の接続駅であるコスモスクエア駅からは、さらに別の人工島である夢洲・舞洲を経由し、新桜島駅までを結ぶ、新たな鉄道路線「北港テクノポート線」の建設事業が進められています。事業主体はOTSで、ひとまずコスモスクエア~夢洲(仮)間を「大阪万博」開催の2025年までに整備するとされています。

【了】

【画像】新線「北港テクノポート線」の計画ルート

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