渋滞の原因「サグ」をナビが教える 速度低下抑制→渋滞緩和なるか

下り坂も教えます。

高速道路上のサグ部での渋滞緩和めざす

 渋滞抑制につながるでしょうか。ナビタイムジャパンが2021年12月16日(木)からカーナビアプリ「カーナビタイム」にて、高速道路の「サグ」で速度低下しないよう音声で注意喚起する機能の提供を開始しました。

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サグ部での音声案内のイメージ(画像:ナビタイムジャパン)。

 サグとは、道路上で下り坂から上り坂にさしかかる部分のことで、勾配がゆるやかで上り坂に気づきづらいため自然と速度が低下し、渋滞につながりやすい箇所。NEXCO東日本によると、交通集中による渋滞の64%が、「上り坂およびサグ部」から発生するそうです。

 新機能は、高速道路上のサグ部の上り開始地点の300m手前で、「上り坂のため、スピードの低下にご注意ください」という音声で注意喚起を行います。下り開始地点でも「下り坂のため、スピードの出し過ぎにご注意ください」と地形に合わせた案内をするそうです。

 サグ部の抽出は、高精度地図データの標高値から算出した勾配と、ナビタイムジャパン独自のデータによる速度変動や渋滞統計データなどを組み合わせて、渋滞が起こりやすい箇所を特定しているとのこと。

 ナビタイムジャパンはこの機能を「トラックカーナビ」でも提供予定。「サグ部にてドライバーに音声案内で速度を保つよう促すことで、渋滞緩和に貢献できればと思っております」としています。

【了】

【サグって?】渋滞のメカニズムを画像で見る

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