【マンガ】ふたりだけのアイコトバ 呪文のような「NATOフォネティックコード」ってナニ?
恋人同士に限らず、友達同士や地域住民のあいだでしか通じない“単語”って世間には多々あります。その一つがアルファベットの聞き間違いを防ぐための「NATOフォネティックコード」。それを夫婦間で使うとハマります。
慣れれば難しくない?「NATO」コードで夫婦間の通信
一般的にはあまり馴染みのない「NATOフォネティックコード」なるもの。これは、無線などで正確に文字を伝えるために考案された国際通信用語で、「A」を「アルファ」、「B」を「ブラボー」と言い換えます。映画などでもたまに耳にするちょっとかっこいいコードです。
海上自衛隊でもこのフォネティックコードを使用しており、夫で海上自衛官であるやこさんもこのコードを日常的に使います。たとえば駐車場。自分が停めたエリアが「F」なら「フォックストロット」と呼称します。いや、そこは普通に「エフ」でいいのでは……というツッコミはお約束かもしれませんが、意外と暗号っぽさがハマるので、ぜひ覚えてみてください。
なお、アルファベットは26文字ありますが、個々にフォネティックコードが設定されているので、自分の好きな「推しフォネ」を見つけてみるのも面白いかもしれません。個人的には「S(シエラ)」の響きが好きです!
自衛隊は数字の読み方も独特ですが、このフォネティックコードも発音が被らないように工夫されています。通信技術が発達した現在も正確さを大切にしているんですね。
ちなみに、海上自衛隊では釣りのことを「F作業」と呼びます。しかし読み方は「エフ作業」。いやそこはフォックストロットじゃないんかい!
もし、余暇中に釣りをしている自衛官を見つけたら「F作業中なんだな」と、ひそかに思ってください。(笑)
【了】
Writer: たいらさおり(漫画家/デザイナー)
漫画家・デザイナー。夫のやこさん、娘のみーちゃんと暮らすのんきなオタク。海自にはまってからあれよあれよと人生が変わってしまった。著書「海自オタがうっかり『中の人』と結婚した件。(秀和システム)」「北海道民のオキテ(KADOKAWA中経出版)」各シリーズ発売中。
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