ほしい!ヤバい!東京オートサロン登場の究極4WD「GRMNヤリス」にファンの熱気高まる
トヨタは東京オートサロン2022で「GRMNヤリス」を発表。モータースポーツの粋を集めたチューニングモデルとして話題になっています。
限定500台で予約開始
トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)は2022年1月14日(金)、東京オートサロン2022で「GRヤリス」をフルチューンした「GRMNヤリス」を発表しました。
価格は約732万円~約838万円で、販売台数は500台。軽量スポーツ4WDの「究極の姿」を突き詰めたクルマとして、発表直後からネット上では話題となっています。
元となった「GRヤリス」は2020年9月に発売。ラリーカーとしても活躍できるボディ剛性やエンジン出力を備え、乗りやすさもサーキットでのテスト走行の結果を取り入れて磨き上げられています。
これをモータースポーツ参戦で得た知見を投入し、ボディ剛性の強化や軽量化、低重心化を実現。さらに、ギヤボックスも駆動力と強度を高めるなど、走りの極みをとことん追求したチューニングが施されています。
さらに注目なのが、購入後も随時提供される更新プログラムです。今後モータースポーツの現場で新たに培われた技術を、パーツ追加やソフトウェア更新、エンジン強化などといった形で随時提供する「アップデートプログラム」と、サーキットなどで分析したオーナーの運転データをふまえてカスタマイズを行う「パーソナライズプログラム」が用意されています。
このプログラムは「GRヤリス」のサブスクリプションサービスでも提供されていましたが、今回個人所有のクルマにも適用されることになります。
SNS上やメディアでも「ヤバい」「とんでもない」「すごい」と、語彙力が軒並み低下。ファンたちの興奮をうかがわせます。
とはいえ元車の「GRヤリス」の価格が265万円からなのに対し、この「GRMNヤリス」の中上級モデルは800万円台にも達します。1000万を超える日産「GT-R」なども視野に入ってくるほどの大台です。それでも「ほしい」という声は多数聞こえてきます。予約は抽選となりますが、かなりの倍率となることが予想されます。
その価格帯にも関わらず人々を魅了するのは、速さの最前線であるモータースポーツの現場から直輸入されたノウハウが詰まった、まさに「手の届くレーシングカー」というパッケージであるからかもしれません。
「GRMNヤリス」の発売は2022年夏頃を予定しています。
【了】
>とはいえ元車の「GRヤリス」の価格が265万円からなのに対し
トヨタ的には265万円の「RS」グレードは確かにGRヤリスの一員という扱いのようですが、とはいえノーマルエンジンでFFでCVTというRSを元車の基準価格とするのはなにか違うような…?