圏央道の未開通区間「横浜湘南道路」シールドマシン2号機発進 進捗は?

1号機を追いかけるような掘進計画です。

1号機の中断を経てようやく2号機発進

 国土交通省 横浜国道事務所は2022年1月26日(水)、建設中の横浜湘南道路について、本線トンネルを掘るシールドマシンの2号機が発進したと発表しました。

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山側の発進立坑にセットされたシールドマシン2号機(画像:横浜国道事務所)。

 横浜湘南道路は新湘南バイパスの藤沢ICから東へ、横浜市内の栄JCTまでを結び、これに接続する横浜環状南線(戸塚~栄~釜利谷)とともに、圏央道の一部を構成する道路です。

 全線約7.5kmのうち、5.6kmはトンネルです。シールドマシンの1号機が東行きトンネルの半分と西行きトンネルの全線を(全体の4分の3)、2号機が東行きトンネルの半分(全体の4分の1)を掘り抜く計画です。

 1号機は2019年に東行きトンネルの中間地点から藤沢IC方面へ発進しましたが、予期せぬ支障物に干渉した影響で約1年7か月、掘進を中断。2021年6月に再開し、12月時点で800mほど掘進しています。これに続く2号機が今回、栄IC付近から1号機と同一方向に東行きトンネルを堀り始めました。

 今後、2号機は1号機の始発地点(大鋸発進立坑)付近まで掘進したのち、トンネルを地中接合します。1号機は藤沢IC付近まで掘進したのち折り返し、西行きトンネルを掘り進めます。

 横浜湘南道路の開通は2024年度が予定されています。

【了】

【2024年度迫る】全体地図とシールドマシン1号機の位置 画像で見る

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