『#居酒屋新幹線』話題 深夜の飯テロドラマ×鉄道 リアル駅弁が売れていく新感覚
眞島秀和さんが主人公を演じるテレビドラマ『#居酒屋新幹線』が話題に。放送後ドラマ内で登場した駅弁が品薄になったり、Twitterでトレンド入りしたりしています。『孤独のグルメ』でいちジャンルを築いた深夜グルメドラマの「鉄道版」、どのような内容なのでしょうか。
ドラマ効果で駅弁売り切れ 『#居酒屋新幹線』とは
2021年12月からMBS(大阪)とTBS(東京)で放送されている深夜ドラマ『#居酒屋新幹線』が話題になっています。「深夜の飯テロ」という言葉まで生まれた松重 豊さん主演の『孤独のグルメ』(2012年放送)以降、武田梨奈さん主演の『ワカコ酒』、濱津隆之さん主演の『絶メシロード』など、食べるシーンがウリの深夜グルメドラマがいちジャンルを築きつつありますが、そこに「鉄道」の要素が盛り込まれたものです。
ドラマのメイン舞台は新幹線の車内。演技派俳優の眞島秀和さんが演じる主人公は、日帰りの地方出張が多い損保会社のサラリーマンです。駅弁や郷土料理、スイーツといったご当地グルメや地酒を出張先で調達しては、帰りの新幹線車内で“ひとり居酒屋”を満喫するという物語。主人公はその様子をSNSで実況し、フォロワーたちと対話するなど、グルメドラマとして新しいスタイルも取り入れています。こうしたこともあり、放送6回で実に5回もTwitterのトレンドになっているほど。
このドラマだけでなく、ドラマ内で紹介されたグルメも話題になっています。たとえば2話の「仙台・伊達政宗編」で登場した仙台駅弁「笹巻きえんがわずし」は、放送後に販売元のウェルネス伯養軒ウェブサイトで売り切れ状態になり、発送が数日待ちになったそうです。
登場するグルメはどれも実在のもので、フィクションという形式を借りた新しいグルメ番組と言っていいくらい、登場するグルメの紹介にはこだわっています。グルメ番組ではナレーションで紹介するような商品情報も、主人公の心の声や店員との会話を使って上手く紹介しています。ドラマで登場(紹介)した商品が話題になるのは、その辺の影響も大きいのではないかと考えられます。
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