塩原温泉への道 刷新 国道400号「下塩原バイパス」3月延伸 トンネルと橋で対岸貫く

険しかった区間が解消します。

通行規制区間をパスする「下塩原バイパス」

 栃木県は2022年2月1日(火)、国道400号「下塩原バイパス」の2期区間2.0kmが3月26日(土)14時に開通すると発表しました。

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開通する下塩原バイパスの留春大橋(画像:栃木県)。

 東北新幹線の那須塩原駅方面から塩原温泉郷に通じる国道400号のうち、塩原温泉郷手前の通行規制区間をパスするバイパスです。2011(平成23)年に「がま石トンネル」として1.6kmの1期区間が開通していました。今回、2期区間が開通することで3.6kmすべてがつながります。

 2期区間は現道から箒川を「留春大橋」で渡り、「潜竜峡トンネル」で対岸の山を貫き、「夕の原橋」で再び箒川をわたり現道と合流します。これにより、狭隘かつ累積降雨量200mmで通行止めとなる規制区間が解消されます。

 国道400号は、東北新幹線沿線と野岩鉄道沿線をつなぎ、福島県会津地方にも通じる重要ルート。これまでにも塩原の規制区間で道路が通行止めとなり、塩原温泉郷が孤立することもあったため、安全な通行確保が求められていたそうです。

【了】

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