「駅名の“旧国名”をとりたい」なぜいま実現? 札沼線から“石狩”つく駅消滅へ
旧国名がつく駅名ゆえに起きていたこと
「駅名に『石狩●●』とつくことで、石狩市と混同されるケースが多いため、ずっと以前から改称の要望を出してきました」
当別町の担当者はこう話します。その要望が、北海道医療大学~新十津川間の廃止をめぐる協議(2020年廃止)のなかで叶ったとのこと。
なお、石狩市は当別町の西隣、石狩湾に面した自治体で、市内に鉄道はありません。
もともと札沼線には、1972(昭和47)年に廃止された新十津川~石狩沼田間に石狩橋本(新十津川町)、石狩追分(雨竜町)、石狩沼田(沼田町)、2020年に廃止された北海道医療大学~新十津川間に石狩金沢(当別町)、石狩月形(月形町)と、「石狩」がつく駅が計7つもありました。
これら駅がなくなり(石狩沼田は留萌本線の駅として存続)、石狩太美と石狩当別のみとなることで、ますます石狩市と混同される……そうした意識も住民のあいだで潜在的にあったのではないかと当別町の担当者は話します。なお、駅名の改称に関しては、当別町は費用を負担していないそうです。
ちなみに、「当別」とつくJRの駅は、ほかに江差線の渡島当別駅(北海道北斗市)がありましたが、こちらは2016年にJR北海道から道南いさりび鉄道に移管されています。「ふとみ」駅は千葉県の内房線に「太海」駅がありますが、もともと石狩太美駅とは字が異なっていました。
【了】
北陸新幹線の駅が新武生になるのではと見越したか、福井鉄道が武生新の駅名を一度は捨て越前武生として混同を避けるべく動きましたが、そのあと武生市は(他に越前町があるのに)合併し越前市となり新幹線の駅も越前たけふと発表されましたね。福鉄の駅の再度の改称には上記のような顛末があったのではと想像します。
旧国名ではありませんが京阪大津線の浜大津駅の名前がなんと変わったかうろ覚えで、乗換案内appで浜大津と入力しても、最近はやはり候補が増えすぎてしまう不便があるのか、前方一致検索らしく出て来ず参りました。関西の流行りのようですが伝統の駅名を弄る必然性が薄いように感じます。
「びわ湖浜大津」駅へ改称しましたな。
近年、京阪は観光等への影響を考慮して
2008年:丸太町→神宮丸太町/四条→祇園四条(「祇」はネ+氏)/五条→清水五条
2018年:浜大津→びわ湖浜大津/別所→大津市役所前/皇子山→京阪大津京/坂本→坂本比叡山口
2019年:深草→龍谷大前深草/八幡市→石清水八幡宮
と駅名バタバタ変える傾向が……。まぁ阪急も「梅田・河原町・三宮」をそれぞれ「大阪梅田・京都河原町・神戸三宮」と変更したりしてます(阪神も梅田・三宮を同様に変更)。
上越新幹線は上越市を通らないし、上越市にある上越妙高駅は北陸新幹線の駅だから、かなり間違いやすい。
上越新幹線は新潟新幹線とかに改称してもいいんじゃないの?
そもそも上越市は上越後(かみ·えちご)という意味だったし、上越新幹線の元になった上越線は上州·越後(じょうしゅう·えちご)の意味からきている。
まあ直江津市と高田市の合併の時点で上越市になった事が失敗だったんだろうね。
太海−太美は青梅−青海に通じるものがあるな