「名金線」JRバスの金沢~福光が短縮、富山県から撤退 「城端線ワープ」で人気の路線

18きっぷユーザーにまた悲報です。

かつての長距離急行バス路線

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金沢駅とJR城端線の福光駅を結ぶ名金線(乗りものニュース編集部撮影)。

 西日本ジェイアールバスは2022年2月8日(火)、金沢地区で4月以降に路線再編を実施することを発表しました。この中で、金沢駅と福光駅を結ぶ「名金線」についても、大部分の区間が廃止となります。

「名金線」はかつて国鉄バスが名古屋~岐阜~郡上八幡~北濃~城端~福光~森本~金沢のルートで結んでいた長距離バス路線の名残で、金沢駅~森本駅~福光が西日本ジェイアールバスの路線として運行されています。

 高岡駅と城端駅をむすぶJR城端線は、終着駅・城端駅で他路線との乗り換えが無い、いわゆる「盲腸線」です。城端駅から鉄道旅行を継続する際は、また高岡駅まで引き返す必要があります。しかし途中の福光駅からこの「名金線」を利用することで、金沢駅まで旅程をショートカットすることができます。

 このため名金線は「青春18きっぷ」利用者などを中心に好評で、近年では18きっぷを提示すると運賃が割安になる「アオハル! つながるバス旅キャンペーン」が展開されていました。

 名金線はまず2022年4月に、金沢駅~森本駅~福光を8便から2便へ減便します。その後7月に、「金沢駅~不動寺」へ運行区間を短縮。石川・富山県境を超えなくなり、城端線への接続ルートが消滅します。西日本ジェイアールバスは路線再編について「お客様のご利用状況を鑑み」としています。

 ほかにも金沢地区では、中尾、田の島、小二又への路線が廃止。イオン金沢への乗り入れも無くなります。今回の正式発表では平日での見直しとされていますが、土休日も同様の再編が行われるとのことです。

【了】

【「名金線」のルートと路線再編の詳細】

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