米露両方の戦闘機使うインドネシア 仏「ラファール」戦闘機の購入を決定 ダッソー

そんなにバラバラで運用大丈夫…?

着々と増える「ラファール」導入国

 フランス航空機メーカー、ダッソー・アヴィエーションは2022年2月10日(木)、インドネシアが「ラファール」戦闘機42機の購入を決め、うち6機について売買契約を締結したと発表しました。

 インドネシアの首都ジャカルタで行われた調印式典には、インドネシアのプラボウォ・スビアント国防大臣と、フランスのフロランス・パルリ軍事大臣が見守るなか、インドネシア国防省のユスフ・ジャウハリ国防施設庁長官と、ダッソー・アビエーションのエリック・トラッピエ会長兼CEOが、互いに契約書へ署名しています。

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インドネシアが購入を決めたダッソー「ラファール」戦闘機(画像:ダッソー)

 今回のインドネシア空軍の「ラファール」購入契約には、ダッソー・アビエーションがいくつかのインドネシア空軍基地の後方支援に関与することや、フルミッションシミュレータ2基を備えたトレーニングセンターを立ち上げることなどが含まれているとのこと。

 また、ダッソー・アビエーションおよび「ラファール」生産のパートナー企業であるサフラン・エアクラフト・エンジンズやタレスが所有する各種テクノロジーなどに関して、インドネシア産業界に実質的なリターンをもたらすことが盛り込まれているそうです。

 今回の契約で、インドネシアは東南アジアで初の「ラファール」戦闘機を採用した国になります。また、これまで母国フランス以外に、エジプトやインド、カタール、ギリシャ、クロアチア、UAE(アラブ首長国連邦)が採用を決めているため、今回のインドネシアで同戦闘機の導入国は計7か国に増えています。

 なお、インドネシアは2022年現在、アメリカ製のF-16とロシア製のSu-27およびSu-30を主力戦闘機として運用しています。

【了】

【調印式の様子も】ダッソー「ラファール」戦闘機を様々なアングルから

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コメント

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1件のコメント

  1. ラファールのこそげたアゴが好き♡