トルコ独自戦闘機「TFX」シンガポールで実物大模型を展示 初飛行は2023年予定
一説によるとTFXでF-16を更新する予定とか。
トルコが開発中の最新ステルス戦闘機
トルコ航空宇宙産業(TAI)は、2022年2月15日から18日までシンガポールで行われていた「シンガポールエアショー」に、自社ブースを出展するとともに、屋外エリアにおいて開発中のオリジナル戦闘機「TFX」の実物大モックアップを展示していました。この実物大スケールのモックアップ展示は、アジア地域では初であったとしています。
TAIは最近、アジア市場において各国が計画する安全保障や航空分野に関する共同開発プロジェクトへの参入を急速に進めています。2021年にはカザフスタンと無人航空機の売買契約を締結したほか、マレーシアでも小型ジェット機のトライアルに、独自開発の「ヒュルジェ」練習機を提案するなどしており、今後、より一層、安全保障・航空分野に関する市場でのプレゼンス強化を目指すといいます。
TFXは2023年の初飛行を目指して開発が進められているトルコ製軍用機で、TAIではアメリカ製のF-22「ラプター」やF-35「ライトニングII」、ロシアのT-50などと同じ、いわゆる第5世代戦闘機に分類しています。
機体サイズは全長21m(69フィート)、翼幅14m(46フィート)、全高6m(20フィート)。出力2万9000ポンドのジェットエンジンを2基搭載し、最高速度はマッハ1.8(高度約1万2000m)、実用上昇限度は約1万8400mを計画しているそうです。
なお、「シンガポールエアショー」のTAIブースでは、他のスケールモデルと並んでTFXの7分の1スケールの模型も展示されていました。
【了】
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