なぜ翼にプロペラ埋めた!? 異形の新型航空機、謎フォルム採用の納得の理由とは 米で開発進む

アメリカのスタートアップ企業「VOX Aircraft」の機体案は、これまでの航空機とは一線を画すデザインを採用。4つのプロペラが、なんと主翼の付け根側に埋め込まれているのです。なぜこのような機構になっているのでしょうか。

なぜプロペラ”翼に埋め込む”の?

 VOX Aircraftの機体案における最大の特徴である、エンジンと一体になった主翼は「ストレーキ」と呼称され、特許も取得しています。この機構の設置目的をVOX Aircraftは「狭いところなどへ着陸する際に、ローターがまわりの物体などにぶつかるトラブル『ローターストライク』が発生するリスクをなくすことができる」とアピールします。

 同社では2020年に、実機の10分の1サイズのテスト機を用いたテストフライトに成功し、開発が進んでいる最中です。

 なお、この新型機コンセプトはいわゆるヘリコプターの代替手段として期待されていると見られます。同社は「従来のヘリコプターと比べて速度は2~3倍速く、最大で50~70%燃費がよく、航続距離は3倍以上」と、ヘリコプターに対する優位性をアピールしているためです。

【了】

【驚愕】すげ~形…VOX Aircraft「M400」の全貌

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コメント

1件のコメント

  1. これ逆にバードストライクのリスクを負ってしまってるんじゃないの

    上下中に鳥の群吸い込んだらアウトだろ

    この形じゃオートローテーションなんざ望むべくも無いし

    まぁ高度があれば滑空できるかもだが