「JALのCA覚えてるよ!」 超マイナー特殊空港「モーゼス・レイク」 日本との深い関わり

アメリカ西海岸の片田舎にあるモーゼス・レイク空港。いまや定期便すら飛んでいない空港が、かつて日本と深いかかわりを持っていました。JALや三菱重工も多用した飛行場とは一体どんな場所なのでしょう。

モーゼス・レイク出身者が語るJALの存在

 高松大学で教鞭をとるロジャー・ウィリアムズ教授は、モーゼス・レイク出身です。彼は「町にとって1968(昭和43)年から長らく訓練所を設置していたJALの存在は大きかった。小学校在学中はいつも同じクラスにJAL職員の子供たちがいて一緒に勉強した。」と当時を振り返り語ってくれました。開設当初はコンベア880の訓練が行われ、のちにはボーイング747型機の訓練も行われています。

 1970年代に入ると、JALはボーイング747型機を使用してモーゼス・レイク市内の小学校5年生を対象に毎年、体験搭乗を実施していました。このフライトには特別に日本からフライト・アテンダントを派遣し乗務させるほど、会社として力を入れていた催しでした。

Large 20220314 01
地元小学生の体験搭乗の様子。このときは小学6年生が招かれたそう(ロジャー・ウィリアムズ所蔵)。

 これについて前出のウィリアムズ教授は、「招待された小学生にとってJALのフライト・アテンダントは人気の的で、まるで映画スターのようだった。機内で配られた搭乗記念品にサインを求める生徒も多く、サインとともにハンコをもらった生徒もいた」と思い出を話してくれました。

 ただ、そのJALも2009(平成21)年3月をもって訓練所を閉鎖。41年間の長きにわたるモーゼス・レイク空港での操縦訓練を終了します。

 ただ、その後も日本との縁は続きます。2016(平成28)年から5年間にわたり、三菱重工(三菱航空機)製のリージョナルジェット機「スペースジェット(旧称MRJ)」が型式証明の取得を目指して各種試験飛行を同地で行っていました。

 こうして見てみると、モーゼス・レイク空港(グラント郡国際空港)は日本人で知っている人は少ないものの、とてもなじみのある飛行場であることがわかるでしょう。

【レア写真】現地モーゼス・レイクを飛ぶJALのジャンボジェットほか

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  2. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  3. 海自潜水艦 アメリカ海軍の“歴戦の揚陸艦”を標的に魚雷発射! 実弾演習で巨大な水柱があがる瞬間を公開
  4. 「断固たる措置を講じる」首都高公式ブチギレ! 「公平性を著しく損なう」非常識ドライバーに“鉄槌”…一体何が?
  5. バス運転士「辞めないで」 東京都が“給与の手当”を10年間補助! 独自の定着支援で「路線廃止」を防ぐ
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開