ご当地ICOCAポイントで「運賃の15%還元」 自治体の新たな鉄道利用促進策

実質的に大幅値下げじゃないか!

ICOCAを活用した舞鶴市の鉄道利用促進策

 京都府舞鶴市とJR西日本は2022年3月22日(火)、舞鶴市内の代表駅である東舞鶴駅、西舞鶴駅においてICOCAを利用し、列車に乗車または降車した人を対象に、運賃の15%をICOCAポイントで還元する助成制度を開始すると発表しました。

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舞鶴線の列車(画像:写真AC)。

 実施期間は4月26日から10月31日まで。市内の駅に限らず、ICOCA利用可能エリアの駅と東舞鶴・西舞鶴駅相互間の運賃の15%分(端数切捨て)を後日ICOCAポイントで還元します。

 助成を受けるには、鉄道利用の前日までにICOCAポイントサービスの利用登録が必要です。ICOCAポイントは利用日の翌月中に還元されます。

 なお、ICOCA以外の交通系ICカードは除外です。ICOCA定期券での利用は、定期券区間外の運賃がポイント還元の対象になるなど、諸条件があります。予算上限に達した場合、助成は終了されます。

 今回のように自治体が鉄道利用促進事業としてICOCAポイントを還元する制度は、2021年に兵庫県丹波市が市内にある福知山線の駅を対象としてしたのが最初でしたが、このときは5%の還元率でした。今回は15%なので、たとえば大阪~東舞鶴駅の場合、運賃2640円に対して400円近い額が還元されることとなります。

【了】

【太っ腹!】ポイント還元の条件ほか 画像で見る

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コメント

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1件のコメント

  1. 地方交通線や地方中小私鉄の運賃や特急料金にかかる消費税を免税するしくみをそろそろ考える日が来たんじゃねーの。