中国の情報収集艦が日本海を遊弋 空母も参加の日米共同演習に合わせて 防衛省
情報収集艦としては排水量6000トン超えの大型艦です。
日本海で実施された日米共同訓練に関連してか?
防衛省・統合幕僚監部は、2022年4月13日(水)午前8時頃、長崎県対馬の北北東約160kmの海域において、南西進する中国海軍のドンディアオ級情報収集艦を確認したと発表しました。
なお、2日前の11日(月)正午ごろには、対馬の南西約130kmの海域において、日本海方面へ向け北東進する同クラスの情報収集艦を確認しており、双方とも艦番号は同じ「794」であることなどから同一の艦だとのこと。
防衛省・統合幕僚監部によると13日(水)に対馬海峡を南西進したドンディアオ級情報収集艦は、その後南下し、東シナ海へ向けて航行したそうです。
これに対し海上自衛隊は、長崎県の佐世保基地を母港とする第3ミサイル艇隊所属のミサイル艇「おおたか」(4月11日のみ)や、広島県の呉基地を母港とする第4護衛隊所属の護衛艦「いなづま」(4月13日のみ)、鹿児島県の鹿屋基地所在の第1航空群および神奈川県の厚木基地に所在する第4航空群に所属するP-1哨戒機によって、所要の情報収集や警戒監視を行ったとしています。
なお、日本海では4月12日(火)にアメリカ海軍の空母「エイブラハム・リンカーン」や日米のイージス艦、航空自衛隊のF-2戦闘機などが参加した日米共同演習が行われており、中国海軍の情報収集艦が日本海に入ったのは、この日程と符合します。
【了】
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