JAL国内線次世代機「A350-900」ついに体制揃う! 16号機が珍しい「南回り」航路で到着
次に来るA350は国際線仕様の「-1000」だそうです。
2019年から導入を進める
JAL(日本航空)が2019年より導入を進めてきた国内線フラッグシップ「エアバスA350-900」。この16号機(機番:JA16XJ)が2022年4月25日の午前10時30分ごろ、エアバス社の工場があるフランス・トゥールーズから、羽田空港に到着しました。同社によると「A350-900の受領は16号機で一旦一区切りとなる」とのことです。
JALでは「A350」シリーズを次世代主力機として選定。まずは標準タイプ「A350-900」を国内線へ導入し、その後2023年より、胴体延長タイプである「A350-1000」を国際線次世代主力機として導入する予定です。同社によると、次のA350の受領はA350-1000となる予定とのことです。
今回導入されたA350-900は、国内線ファースト、クラスJ、普通席の3クラスで計391席を配する「X12」の客室仕様です。同型機の導入に際しJALでは、客室仕様を全面的に刷新。全席に個人モニターやUSBポート、電源コンセントを設置。シートも全クラスで新仕様のものを導入しました。ちなみに、旅客便への投入スケジュールについては、まだ決まっていないとのことです。
16号機は、フランス・トゥールーズを24日14時30分頃に離陸。過去のA350の納入にともなうフェリーフライト(回送運航)では、平時のヨーロッパ線と同様、ロシア上空を飛ぶルートを採用してきましたが、ウクライナ危機にともなってこれを変更。今回はトルコや中東、中国、韓国上空を経て日本にはいる「南回りルート」でやってきました。航空機追跡サイト、フライトレーダー24によると、今回の飛行時間は12時間57分と記録されています(ロシア上空を飛んだ15号機は12時間15分)。
【了】
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