単通路機の革命児 エアバスA321XLRは敵なしか 航空会社熱望の性能 かつての名機と共通点

エアバスが開発を進める小ぶりな単通路でも長距離を飛べる旅客機「A321XLR」。実はボーイングが初めて実用化させたジェット旅客機「707」との共通点があります。そこから、A321XLRの可能性を見ていきます。

2機種の共通点をチェック

 707は長距離型の-320Bが1クラス編成で189人、航続距離は1万650kmでした。当時一般的だったプロペラ旅客機とくらべて、速度も乗客数も約2倍にアップしたことになり、707は空の旅を、より速く遠くへ行けるように変革をもたらした立役者でもありました。

 また同型機では、エンジンを主翼下に吊るす「ポッド形式」にすることで、主翼に働く「曲げモーメント」を減らし、翼への負担を和らげるスタイルに。今のジェット旅客機では一般的なこのスタイルを実用化させました。また、胴体の縦に並んだフレームの間ごとに小さな窓を並べて、座席の前後間隔を変えても、どの座席からも外を見ることが出来るようにもしました。

 ここまで見ると、A321XLRとボーイング707とほぼ同じ数の客を乗せることができ、航続距離もかなり近しいことに気づくでしょう。

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ボーイング707(画像:ボーイング)。

 そしてA321XLRも、707就航後に長距離仕様機が大型化され、2本の通路を持つ「ワイドボディ機」が長距離路線の主流となったことにともなって、現代では当たり前になりつつある「単通路機=短距離路線」のイメージを打ち破る可能性を秘めています。これまで航空会社が二の足を踏んでいた、旅客の少ない長距離線へも就航できる機会を生む可能性があるのです。

 意味こそ異なれど、A321XLRも707のように、長距離国際線のスタンダードを変える“変革者”になるのかもしれません。

【すげえ…】エアバスA321XLRのスペック

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