カワサキ初の「自転車」乗ってみた 異形の「前2輪」メリットは? フル電動タイプも

スタンドがない! でも安定感は抜群

 ノスリスにはハンドルのロック機構が備わっており、一般的な自転車やバイクのようなスタンドがありません。停車状態でも自立するうえ、前の2輪は地形に合わせてリーンするので、絶えず安定した状態を保つことができます。

 このため、傾斜地などでスタンドを立てるとバランスを崩して転倒しがちな子乗せ自転車などへの発展も考えられるそう。キットなどはこれから検討するということです。

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カワサキ「ノスリス」(画像:カワサキモータースジャパン)。

 ただ、問題がないわけではありません。たとえば駐輪場。電動アシストタイプは自転車のハンドル幅の基準に合わせ、前2輪の幅が600mmで作られているそうですが、駐輪場では平置きのスペースにしか置けないでしょう。

 現状でも、大きな子乗せの電動アシスト自転車などの増加で、駐輪場の平置きスペースが不足しているところが見られます。さらに今後、改正道路交通法の施行で、自転車と原付の中間的な区分である「特定原付」が創設されれば、駐輪場ラックに収まらない車両が増えてくると考えられます。

【了】

【荷物は載りそう!】カワサキ「ノスリス」画像でもっと見る

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コメント

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1件のコメント

  1. 公営の駐輪場に置けないんだよなあ