「積んどくモデラー」の楽しみ方 プラモ買っても作らない派がグッとくるポイントとは

プラモデルを作らずに、箱を積んでおくだけという「積んどくモデラー」。彼らはどうプラモデルを楽しむのでしょうか。“積んどく派”がグッときそうな演出がなされた南極観測船「宗谷」の新型プラモデルから、楽しみ方を探ります。

エッチングパーツで再現されているのは?

 エッチングパーツの「エッチング」とは、金属の腐食性を利用して、必要なところ以外を除去する加工技術のこと。非常に細かな成型ができるので、プリント基板などにも使われている技術です。一方、プラモデルはインジェクション成型といって、金属でつくった型に溶かしたプラスティックを圧力で流し込んでパーツを作ります。インジェクション成型でも細かなパーツは作れるのですが、1/350スケールの艦船の手すりなど、繊細すぎる箇所には樹脂が流れません。仮に成型できたとしても、薄くて細いパーツは素材の性質上、折れやすくなってしまいます。それが、プラモデルの弱点です。

 そんなわけで、各メーカーはエッチング加工された金属板でインジェクション成型では不可能な細密なパーツを作って、徹底的に細かく作りこみたいマニアのニーズに応えているわけです。この“宗谷 第二次南極観測隊 スーパーディテール”の場合、手すり、はしご、救助網、搭載されるヘリコプターのローターなどが極薄のエッチングパーツとして付属します。

 では、エッチングパーツを使わないと宗谷は完成しないのかというと、そんなことはありません。プラ製のパーツをプラモデル用接着剤で組み立てていくだけで、宗谷の歩んできた壮大な歴史を指先で実感できます。

Large 20220613 01
“宗谷 第二次南極観測隊 スーパーディテール”に付属するエッチングパーツ。ほとんどは手すりなど本体に使うパーツだが、よく見ると乗組員や犬猫のシルエットも(画像:ハセガワ)。

 むしろ、細かなエッチングパーツを切り抜いて折り曲げて、瞬間接着剤で取りつけていくのは、いくら細密なディテール再現ができるといっても、無駄な手間と感じるユーザーも多いことでしょう。しかし、エッチングパーツでないと不可能ではないかと思わせる魅力が、この“宗谷 第二次南極観測隊 スーパーディテール”にはあるのです。

【完成度高い!】ハセガワ製1/1350「宗谷」

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス