フィリピン陸軍 イスラエル製戦車橋を導入「メルカバ」ファミリー初の海外実績
最初の「メルカバ」戦車誕生から40年あまり、初の海外輸出です。
フィリピン軍近代化プログラムに基づく導入
フィリピン陸軍は2022年7月中旬、戦闘工兵大隊向けにイスラエルから導入した自走戦車橋(AVLB)2ユニットが、ルソン島南部にあるバタンガス港に到着したと発表しました。
これら自走戦車橋は、フィリピン軍近代化プログラム「ホライズン2」に基いて採用が決まったもので、フィリピンとイスラエルの政府間取引を通じて調達されたとのこと。
車体はイスラエル軍の主力戦車「メルカバ」のものを流用しており、この上にシザー(鋏)状に折り畳まれる構造の橋節が搭載されます。
「メルカバ」シリーズは戦車以外にも装甲回収車型や装甲兵員輸送車型なども開発されていますが、イスラエル以外で採用された実績がないため、今回のフィリピン陸軍の導入がシリーズ通じて初のケースとなるようです。
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