都内最エモ廃線跡「晴海橋梁」に足場が 解体?今後どうなるのか
晴海ふ頭と豊洲地区にまたがる運河に、貨物線のアーチ鉄橋の遺構が残っており、人気スポットとなっています。ところが現在、足場が組まれており、往時の姿の一部が見えなくなっています。何が起きているのでしょうか。
歴史的に価値のある鉄道橋
東京都江東区の豊洲駅の北側、晴海ふ頭とを隔てる運河に、朽ちて錆びたアーチ鉄橋が残っています。
この鉄橋はもともと鉄道橋で、晴海ふ頭と越中島貨物駅をむすんでいた東京都港湾局の貨物線「晴海線」の名残です。開業したのは1957(昭和32)年。1989(平成元)年まで現役でした。
周辺の遺構は徐々に姿を消し、塩浜地区にわずかに残るのみです。その中でもこの晴海橋梁は特に当時の鉄道情緒を色濃く残しており、晴海通りの橋から至近距離で見えることから、東京の廃線跡の中でも特に人気のスポットとなっております。
建築史の中でも価値が高く、日本初の「ローゼ橋」及び「連続PC桁」による鉄道橋なのです。ローゼ橋とはアーチと桁部の両方で力を支える構造のこと。桁橋と純粋アーチ橋の中間と言えます。PC桁は、コンクリートの中にあらかじめ引っ張った鋼材を入れて、コンクリートを収縮する方向に支えるように強化した桁のことです。
その晴海橋梁が現在、足場で覆われ、全体像を見ることができなくなっています。一体何が起きているのでしょうか。
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