ギャル→キャバ嬢→なぜ「個タク運転手」に? 女性最年少か 「なんでタクシーw」と言われても
「タクシーなんか」じゃない。「タクシーだから」なんだ!
こうして、弱冠22歳で法人タクシーの運転手として仕事を始めた村瀬さんですが、やはり入る前に抱いていたタクシー会社のイメージは「THE 昭和の男社会!」というものだったとか。男性が9割以上を占める業界のため、ちょっと気後れする部分もあったようですが、入ってみたら逆に自分の父親世代ばかりで、むしろ周りが気を使って色々教えてくれたといいます。
「飯は食ったか?」「夜遊びばっかすんなよ」「客に絡まれたらすぐ呼べよ」などと、まさに父親のような声がけをしてくれ、それによって仕事上の不安はすぐ吹き飛んだと話してくれました。
ただ、友達など同世代は好意的に捉えてくれなかったようで、「なんでタクシーw」という反応だったとか。利用客からも「若いのにタクシーなんてもったいない」とよく言われたそうで、いまでも記憶に残っているそうです。
タクシー運転手という職業が底辺に見られている、年金もらっている老人や働き口のない人が仕方なく選ぶ職業――「タクシーなんか」「タクシーなんて」と言われるたび、逆に、負けん気が強くなったのだそう。周りにはこう熱弁していたといいます。
「私は自らの意思でこの仕事を選んで好きでこの仕事をやっている。この仕事はただ客を運ぶ仕事と思われがちだけど、他人の人生に寄り添うことができる楽しい仕事だ」
こうして、法人タクシー運転手として腕を磨いた村瀬さんですが、やはり親の背中を見ていたからか、当初から個人タクシー事業者になることを目指したそうです。
私も四年前35歳で個タク事業者になった者です。目指せマスターズ!頑張ってください!