圏央道「八王子JCT」なぜ混む? “車線絞り”やめて5年 十字渋滞の原因は

根本原因は「小仏」の先

 NEXCO中日本八王子支社によると、圏央道の渋滞は、中央道下り線の渋滞が影響している可能性があるといいます。中央道の下り線も、土曜の午前などに激しく混雑し、山梨方面から東京23区まで50km近い渋滞が見られる場合もあるそう。

 この混雑する中央道へ、圏央道から山梨方面へ向かうクルマがスムーズに合流できず、圏央道本線の双方向へ渋滞が延びる場合があるというわけです。

 では、その中央道下り線における渋滞の根本原因はどこかというと、八王子JCTから約10km西側の「相模湖IC付近」であることがわかっています。下り線はこの付近で上り坂になるため速度が低下し、後続はクルマが集中しているため、激しい渋滞に陥っています。

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2022年10月15日(土)10時半頃の八王子JCT周辺の状況(画像:Google map)。

 この対策として現在、下りの相模湖出口車線を東京側へ約2km延長し、車線数を増やす(付加車線)ことでピンポイントに交通容量を増大させる工事が行われています。

 これによって中央道だけでなく、八王子JCTから延びる圏央道の混雑緩和にもつながるか、注目です。

【了】

【画像】八王子JCT渋滞の根本原因

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