20年ぶりの自衛隊「国際観艦式」空から見てみた! 新造艦と古参艦が邂逅 まさにオールスター!

2015年以来、7年ぶりに実施された観艦式、とくに今回は海上自衛隊創設70周年を記念して約20隻の外国艦船も参加して実施されました。それを空から撮影していたカメラマンが注目すべきポイントを振り返ります。

動画で観艦式見る場合のオススメポイント

 次いで行われたのが訓練展示です。

 潜水艦が戦術行動という操船作業の一環として潜航・浮上を展示したほか、P-1哨戒機による赤外線欺瞞装置「IRフレア」の投射やUS-2救難飛行艇による離着水などをおこなったのち、ブルーインパルスによる飛行展示も行われました。これらが終了すると、岸田総理は格納庫において訓示したのち、ヘリコプターで「いずも」から離艦、こうして国際観艦式は終了しています。

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単縦陣で航行する護衛艦と練習艦。右手前から「もがみ」「くまの」「しまかぜ」。前2艦と「しまかぜ」とでは建造時期で約35年もの差があり、それが外観にも表れている(武若雅哉撮影)。

 このように国際観艦式の一連の流れを振り返ってみましたが、このなかで空撮できたのは、航空機による訓練展示が行われる前まででした。なぜなら、航行する部隊の上空を飛行する撮影機(ヘリコプター)は、航空機が訓練展示を始めると、その障害となってしまうため、進路を開ける必要があったからです。また、訓練展示後に解散した艦艇は、再び集まることがないため、そのまま撮影機は飛び立った基地まで戻りました。

 こうして、20年ぶりとなる海上自衛隊の国際観艦式は幕を閉じましたが、一連の模様はライブ配信が終わったあとも、インターネットの動画サイトなどで視聴することが可能です。空から観艦式を見ていた筆者が、国際観艦式を楽しむポイントとしてあげるのは、なんといっても「新造艦の雄姿」と「古参艦の風格」という点でしょう。竣工して間もない新造艦は艦体がきれいなのに対し、古参艦は随所に錆が浮いていて、年季の入り方が伊達ではありません。当然、乗員の練度もそれだけ高く、しっかりと単縦陣を組み、航行ルートをブレることなくピタリと決めていました。

 久しぶりに日本で国際観艦式を開催したとあって、参加艦艇の見事な操船は空からもよく実感することができました。次回の観艦式は予定通りだと2025年です。3年後はコロナ禍による乗艦制限も緩和され、昔のように見学者を多数載せた艦船が集う、従来通りの観艦式になっていることを期待しましょう。

【了】

【空撮ならでは!】国際観艦式に参加した海自艦船をイッキ見

Writer:

2003年陸上自衛隊入隊。約10年間勤務した後にフリーフォトライターとなる。現場取材に力を入れており、自衛官たちの様々な表情を記録し続けている。「SATマガジン」(SATマガジン編集部)や「JWings」(イカロス出版)、「パンツァー」(アルゴノート)などに寄稿。

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