「緑のANA機」2号機、異色の全貌ついに明らかに! 初号機とどう違う? 本気の特別機は細部も違う!
細かい部分も色々違う!「ANAグリーンジェット」2号機
その緑の塗装が目を引く「ANAグリーンジェット」ですが、機体や機内の各所に、持続可能な社会の実現に向けたさまざまな試みが施されています。
外装には、CO2排出量削減に向けた取り組みの第一弾とし「サメ肌効果」が期待される“リブレット技術”を用いた縦35cm×横45cmのフィルムを、数か所に貼り付けて、その効果を検証。このフィルムは、機体の空気抵抗を低減できる効果が期待されているとのことで、仮にANAの全機材にリブレットシートを貼った場合、年間約30万tのCO2排出量の削減を期待できるといいます。この取り組みは、国内の航空会社では初としています。
今回は機内の公開はありませんでしたが、同機の搭乗・降機時のBGMには、自然を想像できる特別なものを採用。機内の照明も、緑系統のオリジナルカラーのものを採用しているほか、CA(客室乗務員)が着用するエプロンも、特別仕様のものが用意。座席のヘッドレストカバーには、世界の航空会社に先がけ「ヴィーガンレザー(植物由来の成分を使用した人工皮革)」を使用したものを導入しているそうです。
今回披露された「ANAグリーンジェット」2号機は、9日19時頃に羽田空港へフェリーフライト(回送運航)へ到着し、その後14日に定期便デビュー予定です。ANAによると、現在のところ定期便初便は14日のNH253便(羽田12時30分発→福岡14時30分)となっているとのことです。
ANAではこの2機を国内・国際の両路線で、中長期的にこの塗装まとった状態で運用するとのこと。ANAではこの特別機就航を皮切りに、機内サービスや運航オペレーションの面で、さまざまなサステナブルな取り組みを進めていくとしており、すでに一部便では、機内サービスの紙コップなどが「ANA Future Promise」仕様のものに切り換わっています。
【了】
>787-9「JA874A」が担当
記事にするなら正しい情報を書きましょう。
「JA874A」は787-8 Dreamlinerですよ。
JA871Aは787-9です。787-8と比べて6.1メートル延長されています。これにより、最大座席数は290席となっています。