元JALのボーイング777、退役後の異例の“第2の人生”とは JALファン歓喜の姿に変身 CO2削減にも貢献?

国内でリサイクル、どんな効果が?

 JALによると、退役した旅客機を国内企業でリサイクルする取り組みは、以前から検討を進めていたものの、その機会がなかったとのことです。今回は新型機への更新や、新型コロナウイルス感染拡大などで旅客機が多く退役したことなども、この新たな取り組みが実現したといえるかもしれません。

 JALは今回、退役機をリサイクルした理由を「リサイクルを実施するうえでの環境面や安全面などを勘案しつつ、リサイクル業者との調整の結果、国内でも安全にリサイクルを実行できる目処がたったため、リサイクルを決定した」としています。

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元JALのボーイング777を用いたリサイクルグッズなどの例(深谷真吾撮影)。

 国内でリサイクルをすることにより、海外売却のためのフェリーフライト(回送運航)を必要とせず、その分燃料を削減できるほか、資源リサイクルにも寄与。JALは今回の取り組みで、持続可能な社会実現(SDGs)に貢献できるとしています。

 JALの担当者は、今後の退役機の国内リサイクルの展開については「他の旅客機の兼ね合いを見ながら検討していきたい」としています。一方、このようなアップサイクル商品については今後も展開を進めていく方針のようで、「ただの素材ではなく、空を飛んできたストーリー性を楽しんでいただければと考えています。今後についてもできる限り、どういったところで使われていたかなど、空の旅に思いを馳せていただけるような工夫をしていきたい」(担当者)と話します。

【了】

【写真特集】圧巻!元JAL機を用いたグッズや解体の様子など

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1件のコメント

  1. 「プールヌードルを車の窓につければ快適な肘掛けに!」は片手運転になる。片手運転は道交法違反だ。安全運転義務違反になる。安易に勧めるのは良くない。