ロケット打上げ失敗→“スグ爆破”なぜ?「指令破壊」巡る誤解 実は究極の安全対策

2022年10月12日、打ち上げに失敗したイプシロン6号機は遠隔操作で破壊されました。なぜ、このようなことが必要だったのか、「指令破壊」に至るプロセスと、そのやり方について解説します。

指令破壊の判断に至る3ステップ

 とはいえ、指令破壊の判断を下すまでは、3つのステップがあります。

・ステップ1:飛行中のロケットが予定外の動きをする

・ステップ2:これ以上飛行しても成功の見込みがないと判断される

・ステップ3:指令破壊コマンドを送信する

 JAXAの場合、一連の流れは全て専門の訓練を積んだ職員が担っています。飛行コースが安全限界を超えた場合、あるいは決められた時点で計画通りの姿勢にならなかった場合など、飛行を続けるのが危険な状態となった際に指令破壊コマンドを送信します。なお、具体的なコマンドの中身や周波数は、高度な機密性から公開されていません。

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総合司令棟の外観(画像:JAXA)。

 こうした、飛んでいる際の安全確保の仕組みを「飛行安全」といいます。これを司る施設は、かつては種子島宇宙センター、内之浦宇宙空間観測所、それぞれに置かれていましたが、現在は種子島宇宙センター内の総合指令棟(RCC)に統合されています。

 指令破壊コマンドがロケットに届くと、機体に搭載された指令破壊装置が起動します。ただ、この過程、まるで自爆スイッチを押して燃料に火を点けて爆破するかのように語られがちですが、実際はかなり違います。

 指令破壊の目的は、ロケットを安全に落とすため、飛行を強制中断させる点にあります。そのために必要なのは、推力を断つこと。具体的には、火薬で燃料タンクを割るのです。これは日本のロケットに共通する仕組みです。

 火薬は使いますが、燃料タンクを割るためであって、搭載された燃料に火をつけ爆破するのが目的ではありません。

【画像】「イプシロン」ロケットの内部透視図ほか

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コメント

1件のコメント

  1. 妨害を受けないようにと言うこととロケットの姿勢によって受信不能にならないような周波数と特大出力になってます

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