福井~岐阜の最短経路へ「冠山峠道路」開通近づく すでに舗装工事も

いよいよ開通が来年度に迫ってきました。

トンネルと橋梁が工事大詰め

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5号橋の架設が大詰めを迎える「冠山峠道路」(画像:国土交通省)。

 岐阜県と福井県をむすぶ国道417号。大垣市・岐阜市と福井市とを最短距離でむすぶルートですが、その途中には急峻な山地が立ちはだかっています。

 その山地を超える最難所が「冠山峠」です。未開通部では林道が両県をつないでいますが、狭隘・急勾配で冬季含む約半年間が通行止め。ネットワークとして現実的ではない道路状況のため、ここにトンネルを主としたバイパス道路「冠山峠道路」が建設されています。

 冠山峠道路は2003(平成15)年に事業化。2014(平成26)年にはトンネルが着工し、すでに「冠山峠第1号トンネル(延長1238m)」「冠山峠第2号トンネル(延長4834)」とも貫通済みです。後者は福井県内でも最長のトンネルとなる見込みです。

 2022年10月末時点での工事進捗は、橋梁が一部を残し橋げた設置まで完了済み。切土や盛土工事のほか、トンネル内では舗装工事も始まっています。

 これまで揖斐川町~池田町の所要時間は、林道経由で2時間35分、名神~北陸道経由で2時間15分でした。しかし冠山峠道路の開通後は、そこから50分も短縮となる1時間25分と想定されています。近いようで遠かった岐阜県と福井県。それを通年で直結する新たな一般道のネットワークが生まれつつあります。

 冠山峠道路の開通予定は、2023年度内となっています。

【了】

【「冠山峠道路」ルートと工事進捗】

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コメント

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2件のコメント

  1. 濃尾平野側の都市計画道路大野揖斐川線あたりの整備も待たれますね。
    あとこの辺は今立郡池田町と揖斐郡池田町の区別をしないと少しややこしいですね。

    • まぎわらしいのはあんたの名前だけw