京都の”穴場な遊園地”は有料道路!? 「嵐山-高雄パークウェイ」をご存じか バスは年1便

京都の山間部を走る「嵐山-高雄パークウェイ」は、有料道路でありながら、コース全体が穴場のレジャー施設のようになっています。逆にいえば、京都で数少ない自家用車ウェルカムな観光地、どのようなところなのでしょうか。

「パンク状態」京都で「穴場スポット」であり続ける理由

 現地を訪れたのは10月の晴れた日曜日。レジャーシーズンでしたが、クルマの姿はそれほど多くなく、足漕ぎボートも待機中が目立ちました。バーベキューコーナーや、遊園地のサイクルモノレールやトランポリンなどの遊具には親子連れが目立ちますが、ここが「京都市内」であることを考えると、観光地の異様な喧噪とはまるで別世界の光景でした。

 ここがこのように穴場的な観光スポットとなっている理由のひとつは、「公共交通機関での観光客が多い」という、京都ならではのレジャー事情にあります。かつては、期間限定でコース内を走る京都バスの定期路線も存在しました。しかし現在は春分の日に1本だけ、それも嵐山-高雄パークウエイから阪急嵐山駅への片道運行を行うのみです。クルマで来る観光客がそもそも少ない京都において、バスもないとなると、集客には不利でしょう。

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パークウェイ内にある「1年に1便しか来ない」西山高雄バス停(鶴原早恵子撮影)。

 公共交通機関で来れるようになれば、観光地として人気もさらに高まるのではないかーー。そう考えて京都バスに事情を尋ねると、「可能であれば運行をしたい」とは考えているそうです。しかし、運転手の確保が難しいことから当面は定期運行を復活させる予定はないとのこと。

 とはいえ、道路と周辺施設を運営管理する「西山ドライブウェイ株式会社」によると、利用客が最も増えるのは紅葉の最盛期である11月。2021年は1か月で約13500台の車の利用があったそうです。全国区とは言えずとも、クルマ好き・ドライブ好きの人たちにとっては知名度は十二分にありそうです。

【了】

【写真】「1日楽しめる有料道路」!? 「嵐山-高雄パークウエイ」の風景

Writer:

大人になってから急に鉄道が好きになったフリーライター。地元・京都中心に、時間ができればあちこち乗り&撮りに行きます。駅で行き交う列車や人を眺めているだけで元気が出てくる。ローカル路線、海が見える路線・駅、駅カフェが好き。

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