県都の玄関駅が“空を走る路面電車”で激変!? 宇都宮の「LRT西側延伸」詳細整備案でる ただ「2030年開業は厳しい」

宇都宮市の次世代路面電車「芳賀・宇都宮LRT」の西側延伸に関する市議会議員説明会で、詳細な整備イメージがあきらかになりました。

かなり変わるぞ「宇都宮駅」LRT延伸で

 宇都宮市で2025年8月1日、次世代路面電車「芳賀・宇都宮LRT」(愛称ライトライン)の西側延伸に関する市議会議員説明会を開催。詳細な整備イメージがあきらかになりました。

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宇都宮東口のLRT。これを西口に延伸させる(乗りものニュース編集部撮影)。

 2023年8月に宇都宮駅東口に開業したLRTを、東口の停留所からJR線を越えて西口へ延伸し、大通り沿いに約5kmを先行整備する計画です。延伸区間を3区間に分け、東武宇都宮駅の先(裁判所前)までのI区間は、大通りを片側3車線から「片側1車線」に減らして軌道を整備すること、大通りを走るバスを約3割削減する方針などが固まっています。

●宇都宮駅西口の停留場は高架に

 東口停留所から先の軌道は、60パーミル(1000m進む間に60m昇降)の急勾配で高架線となり、最小曲線半径30mの急カーブを描いて駅北側でJR線を横断し、西口停留所に取り付きます。

 停留所の位置はパセオ前の西口駐車場の上空で、JR駅の改札がある2階レベルとほぼ同じ高さになることから、この停留所にアクセスしやすい「2階レベルの空間(交流広場)の配置を検討」するとしています。来訪者にとってLRTとともに市の「顔」となるような象徴的な空間を目指します。

 また、地上部分は一般車乗車スペース、タクシー空間、バス空間、タクシー乗車場などを再配備する方針です。一般車乗車スペースは現在よりも北側に設けられ、バスロータリーへの車両通り抜けはできないイメージが示されています。高架の交流施設については、年内をめどに具体的な平面図を作成するといいますが、かなり大きな人工地盤の高架空間となりそうです。

【激変!?】これが「LRT西側延伸」の詳細案です!(地図/画像)

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