ANA巨大機だけのレア席「ベッドになるエコノミー」を体験! ひと工夫で「最強に爆睡」できた!!

ANAの巨大機A380「フライングホヌ」には、ベッドのように寝転べる珍しいエコノミークラスシート「ANA カウチシート」が存在します。実際に搭乗したところ、ひと手間加えることで、もっと快適性をアップさせることもできました。

ANA「カウチシート」で爆睡力をあげるひと工夫

 今回は窓側の3席ブロックに搭乗。身長が高めの男性の場合、斜めの角度で横になる、もしくは少し脚をかがめる必要がありそうですが、それでも通常のエコノミークラスと比較すると快適さは段違いです。また、窓側の席の座面は、壁のギリギリまで隙間なく伸びているようで、壁と座席の隙間に頭を置いたことによる、凸凹感がないようになっています。

 ただその一方でフルフラットのビジネスクラスと比較すると、眠りにくい要素もあります。その要因は席間にある「肘掛け」です。旅客機の巡航は”水平飛行”と呼ばれていますが、実は機首を1.5度から3度ほど上向けた状態でフライトしています。カウチシートの肘掛けは上げた状態でも背もたれから少し出っ張っており、寝方や飛行角度によっては、上半身がそこに押し付けられてしまうのです。

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ANAのA380「フライングホヌ」の座席(松 稔生撮影)。

 しかし、これはセッティングなどで十分に解決可能な問題です。たとえば、通常の寝具セットのクッションをひとつ取り出し、肘掛けの出っ張った部分に置いた状態で横になります。このクッションは、カウチシートの枕よりもだいぶ小ぶりなものですので、置いたことでスペースが狭くなる感じはあまりありません。

 こうして、ただでさえ特別なエコノミークラスであるカウチシートにちょっとした工夫を加えると、快適度はいっそう増大。成田→ホノルルの7時間弱のフライトの場合、逆に「寝たりない」と思ってしまい、特別なシートベルト回収のため巡回するCAの方に、「あと5分だけ返却をまってほしい……」とお願いしたくなるほどの快適なフライトでした。

 ANAのカウチシートの金額は、ローシーズンであれば1人で4席利用した場合が9万8000円、3席利用した場合が6万2000円です。当然、人数が多ければそのぶん価格は下がるため、ペアで使ったり、家族で使って子どもを寝かせたりといった用途でも利用できます。ちなみに、ANAのカウチシート導入機は「フライングホヌ」の1機種のみとなっています。

【了】

【写真】マジでエコノミー? 変貌後の「カウチシート」が快適極まりない

Writer:

国内航空会社を中心に取材を続け、国内・海外を奔走する日々を送る。ゆとり世代。

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