この先、激セマ区間! 東京多摩のバス「狭隘路線」 住宅街で光る運転テク【小金井/府中/国分寺】

東京都内、23区よりも道路整備が進んでいない多摩地区には、行き違いも難しいような細道をゆくバス路線がいくつか存在します。今回は小金井・府中・国分寺エリアの路線を紹介します。

2km続く激セマ区間!

 幹線道路から一歩入って狭隘区間を行くバスもあります。

西の久保通り(小金井市)

●経由するバス

・京王バス「武51」武蔵小金井駅南口~貫井南町五丁目~東京経済大学前~武蔵小金井駅南口(西之久保循環)

 中央線の武蔵小金井駅と京王線の府中駅方面を結ぶ小金井街道から、脇道に逸れて住宅街を循環する路線。その脇道にあたる「西の久保通り」は、双方向通行なものの、すれ違い困難なためバスは一方通行です。

 貫井南町五丁目で右折してもなお狭隘区間は続き、野川に近づくと見通しの悪いカーブも。さらに東京経済大学にかけては、小金井の名物ともいえる河岸段丘の長い急坂を駆け上がります。こうした狭隘路線の風景は、延々2kmにわたって続きます。

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西の久保通りを行く京王バス武51(乗りものニュース編集部撮影)。

 ただ、1乗車100円の小金井市コミュニティバス「CoCoバス」(同じ京王バスが運行事業者)とルートが競合し、そちらに武51の乗客が流れている側面があることから、小金井市が両路線の再編案を打ち出しています。CoCoバスのルートを一部、武51と重複するように変更し、利用者の多い朝夜は武51を、昼間はCoCoバスを主に運行するというもの。このため、2022年度内にも、大型バスで走る武51は朝夜のみの運行となる可能性があります。

【了】

【激セマ区間2kmも!】多摩の狭隘バス路線(地図&写真)

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