「破壊的設計」の異形空港ターミナルビルが“復活”へ ANAも乗り入れ 内部刷新で3年ぶり パリ

あの宙に浮かぶエスカレーターにまた乗れる…?

建築イメージは「タコ」

 フランス・パリの空の玄関口のひとつ、シャルル・ド・ゴール空港の第1ターミナルが2022年12月に運用を再開しました。このターミナルビルは、まずほかの空港では見られないであろう、独創的、かつ「破壊的」(同空港の公式Twitterより)な設計を特徴とします。

Large 01
シャルル・ド・ゴール空港第1ターミナル(画像:シャルル・ド・ゴール空港公式SNSアカウントより)。

 この空港のターミナルビルは中央に円形型の建物が中央に設置され、その周りに建設された7つのサテライト(分棟)に旅客機が駐機するスタイルを取ります。建築イメージは「タコ」とされ、建築家のポール・アンドリュー氏が29歳の若さでこのターミナルを設計しました。また館内は透明なチューブのような機構に囲まれたエスカレーターで行き来できるようになっているなど、外観もさることながら、その内部も特徴的です。

 このターミナルビルが再オープンするのは3年ぶりとなり、自動手荷物預け機や自動チェックイン機などを導入するなどの改修が実施されているほか、新たなビルも設置されています。

 日本では同ターミナルをANA(全日空)が使用していましたが、休止期間中は第2ターミナルを使用していました。今回、第1ターミナルが再オープンすることにあわせ、2023年1月13日から再度、第1発着に切り替わる予定です。

【了】

【写真】刷新されたシャルル・ド・ゴールT1の様子

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。