駅のトイレも“有料が当たり前”な欧州、なぜ? 無料トイレと差は…潜入! 日・仏異なる常識
日本国内でも増えつつある「有料トイレ」、この概念をいち早く取り入れたのが、ヨーロッパです。フランスの駅で有料トイレを実際に使ってみました。無料のものとは、どのような差があるのでしょうか。
日本の有料トイレは「クオリティ重視」
ここ数年、都内の駅周辺施設などで徐々に一般化しつつあるのが、「有料の公衆トイレ」です。国内では、1回使用するごとに100円というのが相場のようです。
設置目的もさまざまで、たとえば秋葉原駅の「オアシス@akiba」の場合、「ハイグレードな仕様と係員常駐により、だれもが快適に利用できる質の高いサービスを目標とする」(千代田区)。ほかには「本来は施設の利用者のためのものだが、トイレだけ使いたい人もいることから、有料での提供とした」(東京駅構内キッチンストリート。現在はリニューアル工事中で閉館)といったものも。どこの有料トイレも「無料よりはきれいな環境を……」というコンセプトは一貫しているようです。
一方、ヨーロッパなどでは、こうした施設の公衆トイレは”有料が当たり前”のところも少なくありません。たとえばフランスの空の玄関口、シャルル・ド・ゴール空港の第2ターミナルは駅と直結していますが、空港内のトイレは無料であるのに対し、駅構内のトイレは有料トイレとなっています。無料の空港トイレとどう違うのでしょうか。
このトイレは、利用するたびに1ユーロ(約130円前後)を支払う必要があります。入り口は結構奥まったところにありますが、付近からトイレ特有の臭気が少し漂うのが、日本の都心ではなかなか経験できないところです。
トイレへの入り口は、遊園地の入場口のようにバーが回転する方式で、1ユーロコインを入れ、バーを押すと動きます。ちなみに記者が2ユーロのコインで試したときには、バーが動かず入れませんでした。なので「1ユーロのコイン」をもって入ることが、”スピーディーに花を摘む”コツでしょう。なお、男子トイレは大便器が4つ、小便器が5つ。マップによると女性用トイレは7つあるようです。
ある私鉄の駅のWCには紙が無く、入口の自販機で水溶紙が売られていました。硬貨の手持ちが無かったらどうするのでしょう。
国鉄時代、新宿駅東口改札内に有料WCがありましたが入った人の話を聞けませんでした。
JR横浜駅にチップ制WCができたことがありましたが値段を明示しないのでは係員の時給も出なかったのでは。私も5円か10円入れてました。いつしかチップ制との掲示も賽銭箱も無くなりました。
今はきれいならコスプレの人の着替えに需要があるかもしれませんね。
そういや東京駅や品川駅に有料トイレがあったような気がする。関西在住民には経験したことないですが。
なお京都には二条駅前に10分100円の市営有料トイレが設置されていましたが4年ほどで無くなったそう(自分は何度か通ったけど使ったことないです。そこ使うくらいなら乗る予定の地下鉄駅内のトイレ使ってたので)。
こういう文化系の話題って何かと首都での情報しか紹介されないのがほとんど。
パリや東京の文化がその国全域でも同じことなのだろうか。
日本の場合は東京の場合の方がイレギュラーだということは明らか。
一方フランスなど欧米の都市部や郊外すべてで公衆トイレが有料なのか。
無料だとしたら清潔さなどはどうなのだろうか。
日本なら公衆トイレが近くになければコンビニやスーパーなどの商業施設、道の駅なんかもある。欧米ではどうなんろうか。それが知りたいんだけどね。
10年以上前ですが、新宿駅にありましたね。
ところが、21時過ぎくらいだったか行こうとすると営業時間が終了。
ちょっと腹痛気味だったので焦りましたが(掃除の人に事情を言っても聞き入れてもらえなかった)、結局、近くの家電量販店の(無料の)トイレを使って事なきを得ましたが…。
>トイレに人を常駐させることで、治安を維持する効果もある
まぁ、駅や空港で、銃を構えている軍人が立っている国だから、確かに治安はいいわねぇ。
ありがとうございます。実に、のりものニュースの編集部の皆様はほんと羨ましいすぎて呆れ果てます。たかが(有料)トイレに用を足すだけのためにわざわざフランスまで取材旅行なんて、今、やっとコロナ禍から脱出しかけようとしていて、まだまだ海外旅行を我慢しているのに…。実に羨ましいすぎ言葉が出ません。こんなのは現地のフランス人とのオンラインリモートによるテレワークで十分でしょう。今の情勢から考えても…。自分でさえ会社の出張さえ現地ではなくオンラインリモートによるテレワークでの取引なのに(もちろん国内です!)…。ほんと有料トイレ体験だけのためにヨーロッパ取材旅行なんて、のりものニュースの編集部の皆様には、コロナ禍軽視の極めて遺憾を感じる記事でありました。