国内初LNGフェリー「さんふらわあ くれない」船内公開 ホテル凌ぐ? 豪華船内 トイレもすごい!

客室には“違い棚”まで

 客室は全部で20種類以上のバリエーションがあるといいます。

 上級の「スイート」と「デラックス」には、今回の目玉である「コネクティングルーム」が設けられています。これは、和洋2つの客室をつなぐことができるというもので、複数世代での家族利用を想定。4~7名を収容できます。和室にも様々な和の意匠が施されており、壁際に“違い棚”が設えられた部屋もあります。

 また、ペットと利用できる「ウィズペットルーム」は7室あり、ペット用のケージなども大きくなっているといいます。客室やケージのエリアからすぐ甲板の「ドッグラン」に出られます。

 ちなみに今回は、「スマートチェックイン」機能を搭載しており、チェックインで利用した自分のスマートフォンを、そのまま部屋の鍵として利用できます。

 今回は全て個室もしくはプライベートベッド(ベッドが壁で仕切られたタイプ)化され、従来船にあった雑魚寝の大部屋は廃止されましたが、その代替となりそうなのが「グループ和室」です。一部屋3~4名で、畳にマットレスを並べて寝る形です。ただ、同一グループごとに部屋を割り振るといい、見知らぬ人と相部屋になることはないといいます。

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3層吹き抜けのアトリウム(乗りものニュース編集部撮影)。

 多様な客室タイプの狙いとして、赤坂社長は、ファミリー層だけでなく「修学旅行」を挙げました。いま、船を活用した修学旅行は消滅しかかっているといいますが、「修学旅行での利用は、将来の潜在需要になり得ます。実際、むかし修学旅行で乗った、とおっしゃる方がかなり多いのです」とのこと。

「さんふらわあ くれない」は前出の通り1月13日、大阪発の便でデビューします。また、2番船の「さんふらわあ むらさき」も、今回のお披露目の場で、4月14日就航と発表されました。

【了】

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