えぇぇ7人いる!「ピーポくん」ファミリー集結に通行人も驚き 家族総出の理由は“ヘルメット”

ピーポくんファミリーが持つヘルメットは意外と多様

 自転車用ヘルメットの国内トップシェア「オージーケーカブト」(東大阪市)の広報担当者に話を聞きました。

「自転車用ヘルメットはオンラインでも買えますが、店頭でかぶって、自分の頭にあうかどうかを確かめて購入されることをおすすめしています。頭の形は人によって個人差があるので、サイズだけでは決められないからです。サイクルショップでお求めいただけますが、大型店、ショッピングモール内の店舗では種類も多いと思います」

 ピーポくんファミリーが手に取った自転車用ヘルメットは多種多様で、競技で選手が着用するようなものから、一見すると帽子、ヘルメットには見えないものもありました。そうしたヘルメットも、衝撃を吸収する発砲スチロール(ライナー)が外側の固い表面(シェル)に包まれ、ダメージを和らげるようになっています。ここが作業用ヘルメットの構造と大きく違う点です。

「日本の自転車用ヘルメットには日本自転車競技連盟(JCF)の公認や推奨の認定を受けたもの、製品安全協会の基準をクリアしたSGマークがついたものがあります。これらは各種試験で安全基準を満たしたヘルメットで、万が一の時、しっかりと頭を守ってくれます」(同・広報担当者)

 目安としてスポーツタイプの自転車では、軽量かつ通気性がいいヘルメットを、また、シティサイクルや電動アシスト自転車などでは、普段着にマッチするデザインのヘルメットがおすすめだそうです。

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警視庁が地域課の警察官などの自転車乗車で採用したオージーケーカブトのヘルメット。通気性に優れて軽量だ(中島みなみ撮影)。

「かつてはスポーティなデザインのものが多かったですが、帽子に見えるヘルメットは服に合わせやすく、街乗りで違和感なく使っていただけます」(前同)

 同社では通学用の自転車ヘルメットも販売しています。自転車通学でヘルメットを義務化する学校は古くからありますが、通学用ヘルメットは、道交法改正の施行で大きく需要が拡大することが見込まれる分野です。

【了】

【え…かわいい】哺乳瓶抱えたベビーピーポくんほか(写真で見る)

Writer: 中島みなみ(記者)

1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。

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