伊豆縦貫道の南端部「河津下田道路」3kmが開通へ 河津七滝のクネクネ道を短絡

少しずつ伊豆の難所が克服されていきます。

伊豆の背骨の山岳路をバイパス

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河津七滝付近はループ橋が建設されるほどの難所(画像:写真AC)。

 国土交通省 沼津河川国道事務所は2023年1月13日(金)、伊豆縦貫自動車道の一部として整備中の高規格道路「河津下田道路」について、先行区間である河津~逆川の約3kmの開通日を3月19日と発表しました。

 伊豆縦貫道は、静岡県の沼津市と下田市を南北に結び、伊豆半島の背骨を貫く延長約60kmの道路。東名の沼津ICから月ヶ瀬ICまでが開通済みとなっています(一部は伊豆中央道経由)。

 伊豆縦貫道の最南端の工区が「河津下田道路」(河津~下田)で、北半分の二期区間が事業中、下田市街に直結する南半分の一期区間は、昨年に工事着手されています。

 今回開通するのは、観光地である河津七滝の南側の「河津七滝IC」から南へ3kmまっすぐのび、「河津逆川IC」までの区間。正式なIC名も今回発表となりました。現道の国道414号はクネクネと急カーブが連続し、すれ違いが困難な難所。山を大きく迂回する現道ルートを、バイパスは直線で短絡し、観光バスにとっても楽なルートとなります。

 なお、天城峠を越える月ヶ瀬IC~河津ICの区間については、事業化に向け、都市計画決定に向けた手続きが進められている段階です。

【了】

【「伊豆縦貫道」ルートと工事状況】

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