まるで双頭竜! 「世界最大の怪鳥飛行機」再び空へ… 謎の航空機を翼に抱え”記録更新”

2023年も、この飛行機は注目を浴びそうです!

9度目のテストフライト

 ストラトローンチ・システムズが現地時間2023年1月14日、同社の手掛ける世界最大級の飛行機「ロック(Roc)」が、同社の拠点である米・カリフォルニア州のモハーベ空港で、9度目となるテストフライトに成功したと公式SNS上で発表しました。今回のフライトは6時間。これまでの同型機のフライトのなかでは、最長の飛行時間となったとのことです。

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ストラトローンチ・システムズ「ロック」(画像:ストラトローンチ・システムズ)。

「ロック」は、「空飛ぶロケット発射台」として開発された飛行機で、初飛行は2019年4月。世界に1機のみの機体で、6発のエンジン、約73mの全長、そして飛行機としては世界最大となる約117mの全幅をもちます。またこの機は、胴体のあいだのスペースにロケットなどを搭載するため、1つの機体に2つの胴体がついた「双胴機」のスタイルを採用。大きさ、その形とともに唯一無二の飛行機となっています。

 今回のテストフライトでは、現在開発が進められている極超音速飛行試験機「Taron-A」を、2本の胴体の中央に備わった機構「パイロン」に搭載した状態でフライト。「ロック」は今後、「極超音速飛行試験機」を用いて、2023年以降に「極超音速飛行」のサービス化を目指しているとのことで、そのためのデータ収集や分離シーケンスの訓練などを実施したとのことです。

【了】

【デカさも形も凄い!】「ロック」を色んな角度からチェック

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