海保の新たな巨大船「やしま」が進水! 予想以上にボロボロな “船齢約40年の先代” を継承
海上保安庁の最新鋭ヘリコプター搭載型巡視船が進水し、「やしま」と命名されました。船齢38年を迎え、老朽化により引退が迫る先代から名を受け継いだ約6000総トンの巨大船。スペックと建造の背景を解説します。
船名は古事記に記された日本の別名に由来
山口県下関市にある三菱造船 江浦工場において2026年7月15日、海上保安庁向けの新たなヘリコプター搭載型巡視船が進水し、「やしま」と命名されました。
「やしま」は海上保安庁が運用している、みずほ型巡視船の1隻で、船体サイズは全長134m、幅15.8m、約6000総トン。速力は25ノット(約46.3km/h)以上を発揮可能です。
武装として40mm単装機銃や20mm多銃身機銃を装備するほか、ベル412やシコルスキーS-76Dクラスの中型ヘリコプターを2機搭載可能な格納庫や飛行甲板などを備えているのが特徴です。
また、遠隔放水銃や停船命令などの表示装置などを備え、離島・遠方海域で発生する海上犯罪の取り締まりや海難救助をはじめとした海上保安業務に従事する予定です。
ちなみに船名は、古事記などに記載がある日本を表す言葉「やしま(八洲)の国」に由来します。同名の巡視船は現在、第7管区海上保安本部(本部は北九州市)に属する大型巡視船「やしま」がありますが、海上保安庁ではその名を継承するとしています。
第7管区で運用されている現行「やしま」は、1988年に進水・就役しており、すでに船齢は38年を数えます。延命工事を行おうと船体の調査をした際、予想以上に老朽化が進んでいることが判明したため、2023(令和5)年度補正予算において代船の建造が決定。このたび進水した新たな「やしま」がそれにあたります。
「やしま」は今後、船体・機関・電気・武器などの艤装工事を実施したのち、2027年度中に竣工し、海上保安庁へ引き渡される計画です。




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