あっ!という間に着いちゃう「世界一短い航空路線」とは マジで“秒”のときも!?
日本一短い航空路線は、所要時間にして15分とされていますが、「世界一短い航空路線」は、その比ではない短さです。なんと、“秒”のときもあるといいます。
カップラーメンできる前に着いちゃう
飛行機での移動時間が長いと辛いものですが、逆に、あっという間にフライトが終わってしまう路線も多々あります。日本では、時刻表上の所要時間20分という路線が最短というなか、世界にはなんと、2分足らずで到着してしまうフライトも存在します。
その路線は、スコットランドの航空会社「ローガンエア」が運航している、ウェストレー~パパ・ウェストレー線です。距離はたったの1.7マイル(約2.7km)。世界で最も短い定期航空便としてギネス世界記録にも認定されています。
スコットランド北部、オークニー諸島に位置するウェストレー島と、ウェストレー島から目視で確認できるほどの距離にあるパパ・ウェストレー島を結ぶこの路線。パパ・ウェストレー島の住民にとっては、海を隔てたウェストレー島への貴重な移動手段ということです。
では、その世界最短のフライトは一体どんなものなのでしょうか。ウェストレー空港は、だだっ広い草原の中にある小さな空港で、搭乗するのは8人乗りの小さなプロペラ機。パイロットと乗客の間に仕切りはなく、操縦している様子も間近で見ることができます。
イギリスのユーチューバー、トム・スコットさんが実際に搭乗して公開した動画では、離陸してわずか1分ほどで着陸態勢に入り、1分31秒で着陸しました。追い風であったり、荷物や人の重量が軽ければ、これよりさらに短い53秒ほどで到着するそうです。フライト料金は、17ポンド~18ポンド(約20ドル)となっています。
ちなみに、冒頭で紹介した日本で最も短い航空路線も、やはり離島を結ぶもの。琉球エアコミューター(RAC)が運行する沖縄の北大東島と南大東島を結ぶ路線です。こちらは直線距離で13km弱、時刻表上は20分であるものの、実質的な飛行時間としては10分に満たないときもあります。
【了】
※誤字を修正しました(3月17日12時12分)。
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