もう車輪降ろすの!? 成田空港特有すぎる着陸法…なぜ発生? パイロットが語る理由とは

日本の空の玄関のひとつ、成田空港には他空港にないようなユニークルールがいくつも存在。そのなかのひとつが、南側から着陸するときに「太平洋上で車輪を降ろして陸地へ進入」というもの。パイロットにその理由を聞きました。

南側からの着陸時に発生! 成田特有のローカルルール

 日本の空の玄関のひとつ、成田空港は多くのユニークな運用やルールを有している空港でもあります。たとえば同空港の職員が航空管制を実施する施設「ランプコントロール」を有していることや、燃料を長さ約50kmのパイプで千葉港(千葉県千葉市)から輸送していることなどが代表的です。

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成田空港のジェットスター・ジャパン機(乗りものニュース編集部撮影)。

 ユニークな運用は飛行機の飛ばし方に関しても存在します。そのひとつが、空港からだいぶ離れた場所で降着装置を降ろすこと。それは成田に北風などが吹き、南側(滑走路34L/34R)へ着陸するため、九十九里浜内陸を通る時に行われます。

 同空港を拠点とするLCC(格安航空会社)のジェットスター・ジャパンのパイロットは、その特徴を次のように話します。「九十九里浜の方向から着陸する飛行機は降下時、陸地に入るまでに車輪(脚)を降ろしてくださいというルールがあります」。

 車輪を下ろすタイミングは状況によって異なるそうですが、このようなルールは「世界でも有数の変わったもの」と同パイロットは話します。

【写真】これも世界唯一? 成田にあった「ジャンボ丸洗い機」

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