ついに有人飛行「空飛ぶクルマ」 ヘリや飛行機と違うの? あくまで“クルマ”と言い張る理由
それでも「飛行機」じゃなくて「クルマ」なんです
また、大阪城公園内野球場で空飛ぶクルマの有人飛行を行ったSkyDriveによると、空飛ぶクルマのヘリコプターとは違うメリットとしては、部品点数が少ないため、「整備費用が安価」、電動のため「騒音が小さい」などの特徴が挙げられるそうです。
しかし、実用化としての課題もまだ多く、機体のバッテリーの性能の向上や、国交省の定める安全基準を満たすことができるかがネックになっているそうです。
まだ免許などの制度もできておらず、「空の移動革命に向けた官民協議会」で協議中ですが国土交通省の検討状況などを確認すると、ヘリコプターなどの回転翼機のように500時間以上の訓練を求めることが適切かについては検討する必要があるとしています。“クルマ”というだけにもっと手軽にしたいという目標はあるようです。
開発側も、“飛行機”ではなく、“クルマ”という手軽さを重視しているようで、三菱総合研究所の「空飛ぶクルマの実現に向けた制度整備等に関する調査」の報告によると、飛行エリアは現在航空法が定める「最低安全高度」である150m未満の空域での飛行に対応することが課題としています。
もし、航空法が改正され、150m未満の空域での操縦が許可されるようになれば、道路交通法や航空法の制約を受けないため、空飛ぶクルマの独自ルールに作りに役立つ可能性があります。
なお、俳優の福原 遥さんが主人公・舞を演じる2022年度後期のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』でも、3月20日放送回で空飛ぶクルマが登場し、物語最終盤で、舞が空への憧れを再認識するきっかけとして描かれます。今まで創作物では未来の技術として登場していたものが、近い将来の実現可能な技術として描かれるのは、ある意味画期的なことかもしれません。
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Writer: 斎藤雅道(ライター/編集者)
ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。
普通に一人乗りの小型ヘリの方が良いかと。
いずれにしてもバードストライクが怖いですね。