福井~中央道直結「濃飛横断道」事業進む 第2の”中部縦貫道”か!? 起点はリニア駅

山脈が幾重にも立ちはだかる「中部地方~福井方面」を一気に貫きます。

各地で事業化、工事進行中

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2012年に開通した下呂市内の濃飛横断道(画像:Google Earth)。

 東海北陸道と中央道を「横につなぐ」高規格道路、「濃飛横断自動車道」の整備が進められています。

 濃飛横断道は全長約80km、東海北陸道の郡上八幡ICから下呂市を経由し、ぐるりと周って南下し中津川市で中央道に接続するルートです。

 これが完成すれば、いったん名古屋市街方面へ出なければまともに行き来できなかった郡上・下呂・中津川の地域がむすばれます。さらに東海北陸道から福井へは「中部縦貫道」の一環として、大野油坂道路が整備中。将来的には、飯田・中津川方面から日本海への最短直結路となることが期待されます。

 気になる現在の進展ですが、区間ごとに以下のようになっています。

【事業化】「堀越峠道路」郡上八幡IC(東海北陸道)~和良

 2023年4月に事業化。いよいよ用地取得が始まっていきます。現道の国道256号では郡上から下呂へ抜ける際に、連続ヘアピンと急勾配がドライバーをいきなり待ち受けます。ましてや大型バスの通行は非常に困難な難所です。開通すれば、2つの観光地の周遊が飛躍的に楽になります。

【開通済】「和良金山道路・金山下呂道路」和良~下呂IC(国道41号)

 郡上~下呂の山岳地帯は、2012年までに東半分が開通済みです。和良金山トンネル(延長1830m)とささゆりトンネル(4877m)という2本の長大トンネルで一気に東西を貫いています。

【計画中】下呂~中津川 約50km

 下呂から中津川は、特段の進展はありません。まずは概略ルートを調査検討するところから始まりますが、国土交通省 中部地方整備局の2023年の調査対象箇所にすら含まれておらず、優先順位は今のところ低い状況です。

【工事中】「中津川工区」

 いっぽう、中津川市内の5kmの区間は2016年に事業化済み。木曽川(恵那峡)からJR美乃坂本駅を経て、中央道の中津川西IC(仮)までが、鋭意工事中です。茄子川地区ではすでに橋脚が16基完成し、さらに11基の工事が進められています。

 中津川工区が先行して工事中なのは、JR美乃坂本駅前にリニア中央新幹線の岐阜県駅(仮)が開業予定だからです。ひとまずリニア駅と中央道・国道19号とのアクセスとなりますが、いずれは駅を岐阜県全体の玄関口とするため、いよいよ下呂・郡上への直結となる濃飛横断道の全通へ機運が高まっていくこととなります。

【了】

【「濃飛横断道」ルートと工事状況】

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