交通事故が最も多い「魔の7歳」? いいえ注意すべきはドライバー 警視庁 児童の安全確保へ初の試み

年齢別で見て最も交通事故が多いのが「7歳」、小学1年生です。交通環境に不慣れで、不意に飛び出しなどをしますが、子供ばかりが原因ではありません。警視庁がこの年齢を主対象にしたキャンペーンに乗り出します。

子どもの事故は、子どもが原因でなくても、たくさん起きている

 子どもの事故で思い浮かぶのは、運転者の予期しない急な飛び出しなどですが、警視庁のまとめによると、子どもばかりに原因があるとは言えないようです、

 以下は2023年1~2月における小学生の事故件数を警視庁がまとめたものです(自転車/歩行者)。

・第一当事者=(46件/4件)50件

・第二当事者=(57件/46件)103件

 交通事故で最も過失が大きかった当事者を第一当事者、それより軽い過失を第二当事者として分類しています。自転車事故では第一当事者:第二当事者の割合が46:57ですから、自転車乗車の不慣れが事故原因となることがあると思います。しかし、歩行中では4:46と、小学生が大きな原因となる事故は思った以上に少ない、という現実があります。2023年は、行動制限のあった2022年より事故が増えています。

 そのため警視庁は、新1年生を含めた児童と保護者だけでなく、運転者にも通学路での指導取締り強化が必要と判断。統一地方選など選挙で4月から5月にずれこんだ「春の全国交通安全運動」に先駆けて「こどもSAFETY ACTIONキャンペーン」の展開を決めました。2023年、キャンペーンとして取り組むのは初めての試みです。特に通学路での保護誘導活動、保護者といっしょになった合同パトロール、歩行者の安全確保を狙った交通違反の指導取締りを実施します。

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品川区立小山台小学校であいさつした小島裕史警視総監(中島みなみ撮影)。

 警視庁は運転者にも注意を促します。

「不慣れな子どもたちが大勢歩いているので、運転者にも思いやりのある慎重な運転に心がけてほしい」(交通総務課)

【了】

【え…警視庁に“馬”!?】手を挙げて横断歩道を渡る警視庁トップを見守る(写真)

Writer:

1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。

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