JR廃止区間「富良野~新得」に代わる高速「旭川十勝道路」事業進んでる? 道東短絡に期待も

鉄道はあと1年で消滅してしまいますが…

少しずつ確実に前進中

Large 20230418 01
根室本線の富良野~新得は2024年3月末で運行終了(画像:写真AC)。

 一部区間で不通が続くJR根室本線の富良野~新得間(81.7km)が、来年3月末をもって運行終了、廃止となります。これにより、旭川と新得・帯広方面を直結する鉄道広域ルートは消滅し、実質的に札幌市街経由のみとなります。

 一方で、廃止区間とほぼ同じ機能を持つ高速道路「旭川十勝道路」(延長約120km)の整備が進められています。

 この道路は道央道・旭川北ICから南下し、道東道の占冠ICまでをむすぶ予定。JR富良野線とJR根室本線のルートと並行し、旭川や道北と道東方面との短絡ネットワークを形成します。

 壮大なプロジェクトとなることから整備には優先順位が付けられ、まずは市街地の渋滞対策を兼ねて、旭川市内と富良野市内の工区が先行して事業化しています。

 旭川市内では、2022年に旭川空港へ直結となる5.5kmの「旭川東神楽道路」が開通。現道の暫定2車線・4車線部分とあわせて、旭川北ICから空港まで「一応」一本の道路でつながった形です。

 富良野市内では、市街西部の朝日が丘を丸ごとトンネルで抜ける「富良野道路」8.3kmが2018年に開通済み。さらに北側で「富良野北道路」5.7kmが事業化済みで、すでに高架橋脚が姿を表してきています。この開通で、ようやく旭川方面からの車は富良野市街の混雑を完全スルーできることになります。

 さて、そこからさらに北に伸びる「中富良野~上富良野」も、北海道開発局の2023年度の「計画段階評価を進めるための調査」の対象にリストアップされています。このリストに載るのは今年度がはじめて。3年以内に概略ルートが決まり、そこから都市計画決定や環境アセスメントの手続きが進められ、事業化を待つ段階へ移行すると思われます。

 山岳区間を含むそれ以外の部分はまだそれ以前の段階です。JRは富良野以南が来年に消滅しますが、高速道路がそれに代わるのはまだ長い時間を必要としそうです。

【了】

【「旭川十勝道路」ルートと整備状況】

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 道路への予算は潤澤にあるのにJR北が廃止を決めると反対するのはやっぱりおかしいんじゃないか?

    高速道路建設が決まってる競合路線は勝手に廃止してもいいくらいな気もする

    動考えてもJR北に不利すぎる

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス